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秋は庭木の手入れに最も重要な季節。
冬が来る前に、最適な剪定と土づくりを!
じつは秋は、庭木の手入れにとって一年で最も大切な季節です。
今年は特に暑かった夏。厳しい季節を乗り越えた植物たちは、これから迎える冬に向けてエネルギーを蓄え始めています。
だからこそ、この時期のケアが大切なのです。
春に向けて美しく芽吹くために、剪定や土づくりなど、秋にやっておきたいポイントをご紹介します。
冬は植物が休眠する季節。
正しく剪定すれば、病害虫の予防や春の芽吹きにもつながります。余分な枝を落とすことで、木が成長に必要なエネルギーをしっかりと蓄えられるのです。
剪定のポイントは、枝の太さに合わせた切り方。枝を垂直にカットするのが基本ですが、硬い枝はやや斜めに切ると木への負担を減らせます。太い枝は一度に切らず、数回に分けて切断しましょう。混み合った枝は、左右のバランスを見ながら間引くのがコツです。
剪定方法にはいくつか種類があります。
•透かし剪定:不要な枝葉を間引き、風通しと日当たりを良くする基本の剪定。
•整姿剪定:樹形を整えて美しい外観を保つための方法。
•切り戻し剪定:成長を調整するために枝を途中でカットし、強い枝葉を育てる方法。
•刈り込み剪定:茂みや生け垣などを短く整える際に使う方法。
•切り詰め剪定:枝先をカットしてエネルギーを主幹に集中させる方法。
•花がら摘み:枯れた花を摘み取り、新しい花芽の成長を促す方法。

秋は、植物の「根」が成長を始める大事な時期。
このタイミングで土壌を整えることで、冬越しの準備と春の成長がぐっと良くなります。
土の見直しと施肥によって、庭全体の健康状態も高まります。
目的は、堆肥や腐葉土を混ぜて“ふかふかの土”にすること。
夏の暑さで硬くなった土を掘り返し、有機質を加えましょう。
使用するのは、
•保水性と通気性を高める「腐葉土」
•栄養豊富で土を柔らかくする「完熟堆肥」
•排水と通気のバランスを整える「バーミキュライト」
20〜30cmほど土を掘り返して混ぜ込み、全体をなじませます。
その後すぐ植えず、数日〜1週間ほど寝かせると、微生物が活発になり「ほんのり甘い香り」がしてきます。これが、土が生きているサインです。
肥料は、ゆっくり効くタイプ(緩効性肥料や有機肥料)がおすすめ。
控えめに少しずつ与え、軽く耕してなじませ、水をたっぷり注ぐことで吸収が進みます。
秋の土づくりが、美しい春の庭を作る第一歩です。

秋の庭を彩るおすすめの花は、パンジー、ビオラ、ガーデンシクラメン、菊(ガーデンマム)など。
これらは寒さに強く、冬の間も彩りを与えてくれます。菊は香りも楽しめ、切り戻しをすれば翌年も咲かせることができます。
また、春咲きの球根(チューリップ、スイセン、ヒヤシンスなど)は、秋のうちに植えましょう。
地中でじっくり根を張り、春にボリュームある花を咲かせます。
植え付けの深さは球根の高さの2〜3倍、株間は10〜15cmが目安。
腐葉土や砂を混ぜた排水性の良い土を使い、上下を間違えずに植えましょう(尖った方が上です)。
鉢植えの場合は、底に軽石を敷いて排水を確保すると◎です。

秋の手入れが終わったら、冬支度も忘れずに。
寒さが厳しい時期は、根が凍ったり葉が枯れたりすることがあります。
防寒対策としては、不織布カバーや寒冷紗が便利。通気性を保ちつつ霜や冷風から守れます。
根元にはバークチップやワラを敷き、凍結を防ぎましょう。
また、鉢植えは軒下や室内の日当たりの良い場所へ移動を。
鉢底をレンガや発泡スチロールで浮かせて、地面からの冷えを防ぐのもポイントです。
鉢全体を麻布や新聞紙で包むと、さらに保温効果が高まります。

剪定や土づくりは体力・時間を要する作業です。
プロに依頼することで、樹木ごとの最適な剪定や病害虫対策を行ってもらえます。
自己流での失敗(切りすぎ・用具不足など)も防げ、専門の道具・肥料も完備されているため安心です。
業者を選ぶ際は、
•料金の内訳が明確か
•作業内容・スケジュールが記載されているか
•剪定・草刈り・消毒などが個別に提示されているか
を確認しましょう。
月1回・季節ごとのメンテナンスプランやアフターフォローがある業者ならより安心です。
また、樹木医・造園技能士が在籍しているかも信頼のポイント。
クリンプロは広島に根ざした企業として、地域のお客様の庭木メンテナンスにも対応しています。
庭の手入れや冬支度に関すること、ぜひお気軽にご相談ください。
