2025.03.15
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2024.05.01
~支援制度から移住を考えてみる~
ご覧になったことはありますか。日本の各地に移住して、豊かに暮らす人々を紹介する番組です。
テレワークが定着し、インターネットの環境も整備された今、どこで生活しても仕事はできる時代になったとも言えるのではないでしょうか。
そこで、広島県への移住はいかがでしょう?県をはじめ、各自治体でも、移住者への支援制度が充実しています。今回はその一部をご紹介します。こんな魅力的な制度があったんだ!と、ちょっとびっくりするかもしれません。
広島県庁には、地域力創造課という部署があります。住民の交流や定住促進をすすめる役割を担っています。
ホームページを見ると、「ひろしま移住メディアHIROBIRO」や「広島県交流・定住ポータルサイト広島くらし」というサイトの情報が掲載されています。そこには、広島県内の各地域の魅力から実際に移住してきた皆さんのインタビュー記事、各市町村の特徴などが紹介されていて、情報収集に役立つばかりか、読み物としても面白い内容になっています。そして何より、移住や就職に関するさまざまな支援制度がわかりやすく解説されています。
海も山も川もある広島。の豊かな自然やそれに隣接する高い都市機能、ここ数年で移住先として人気になってきた広島県。さて、どんな支援制度があるのでしょうか。
たとえば、東京圏から広島県内に移住して、対象となっている企業に就職した場合、最大で100万円の移住支援金が支給される制度があります!
えっ?って思いますよね。もちろん、さまざまな条件を満たした場合ですが、こうした移住支援金制度が、各市町村に用意されています。
呉市では、「U I Jターンの促進・空き家の利活用促進」として、市外からの移住者が「一戸建ての中古住宅」を購入し、居住する場合に購入費の一部を予算の範囲内で補助する制度があります。基本額50万円(購入費の2分の1)ですが、最大で100万円までを補助するというもの。
庄原市では、定住促進を図るため、10年以上定住の意思をもっている人を対象に、奨励金を交付しています。新築住宅取得はもちろん、住宅改修もサポート。建築等の事業者に発注して行う改修工事で40万円以上なら、40万円までを補助する制度です。
安芸太田町では、移住定住促進応援事業の一環として、5年以上居住することを条件に、新築購入、中古購入、住宅改修、家財整理などの3分の1(65万円を上限)を補助しています。
屋根や外装、内装、電気設備、上下水道設備の工事費なども対象となっているので、リフォームにも利用できますね。
視点を変えて、子育てということから支援策を見てみましょう。
海田町では、中学生以下のお子さんを持つ家庭や妊婦さんのいる家庭に「子育てパスポート」を配布しています。これは、協賛する企業や店舗で提示すると、お店ごとのサービスが受けられるというもの。
神石高原町では、子育て世帯や新婚世帯、新規転入世帯などが町内に新たに住宅を取得して居住する場合、最高で150万円を助成しています。また、「子育て支援小中学校入学祝い金支給事業」として、小学校および中学校1年生として入学した児童を養育する人を対象に、祝い金10万円を支給するという制度もあります。
ユニークな制度もあります。たとえば呉市の「漁師弟子入り体験」。これは、漁師を目指したいという人を対象に、地元の漁師さんの漁船に同乗して、研修を受けるというもの。漁はもちろん、準備から後片付けまで体験できるので、漁師の仕事がリアルに実感できるでしょう。
世界遺産である原爆ドームや厳島神社もあり、観光地としても人気の広島県。じつは、県別の移住先ランキングでも、最近人気を集めて、ある最新のデータによると6位となっています。都市と自然がバランスよく融合した環境に、その人気の理由があるようです。
次回は、主な市町村での暮らし、仕事、環境などから、広島県への移住を考える情報をご紹介します。
※ここにご紹介した各制度は、自治体によって、年度内に受付できる申請数の上限数や年度内の申請受付締め切り日、要件の適用日など異なります。移住時期によって支援金が受けられない場合もあります。対象の有無や受給可否、最新情報などについては、必ず移住前に、移住先(予定)の自治体へ直接ご確認ください。