2026.10.15
皆さんのちょっとした困りごと。まずは、お聞かせください。
2026.11.01
たとえば、遠く離れた実家に高齢の親が暮らしている。
そんな状況では、何かと心配事が絶えないことでしょう。
「できるだけ安全に、安心して冬を過ごしてほしい」と考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、本格的な冬を迎える前に、離れて暮らす実家で確認しておきたいポイントをご紹介します。
高齢者の冬の暮らしで、特に気をつけたいのが入浴中の事故です。
厚生労働省の人口動態統計をもとにした消費者庁の資料によると、令和5年に浴槽での不慮の溺死・溺水で亡くなった65歳以上の高齢者は6,541人。
交通事故による死亡者数2,116人のおよそ3倍にのぼります。また、入浴中の事故は11月から4月の冬季を中心に多く発生しています。
冬場の入浴では、暖かい部屋と寒い脱衣所・浴室との温度差などによる急激な血圧の変動や、熱いお湯に長くつかることによる体温上昇などが、意識障害につながることがあります。
事故を防ぐため、消費者庁では次のような対策を呼びかけています。
・入浴前に脱衣所や浴室を暖める
・湯温は41℃以下、湯につかる時間は10分までを目安にする
・浴槽から急に立ち上がらない
・食後すぐの入浴や、飲酒後、医薬品服用後の入浴は避ける
・同居する家族がいる場合は、入浴前にひと声かける
離れて暮らす親御さんとも、一度、冬場の入浴方法について話してみてはいかがでしょうか。

冬の住まいで気をつけたいのは、浴室だけではありません。
トイレや脱衣所などの冷え込み、暖房器具の使い方、家の中の移動など、寒くなる前に確認しておきたいことがあります。
電話で「大丈夫?」と聞くだけでは、室内の様子まではなかなか分かりません。
帰省する機会があれば、親御さんと一緒に家の中を歩きながら、
以下などを確認してみましょう。
「普段過ごす部屋は寒くないか」
「暖房器具のまわりに燃えやすいものがないか」
「寝室からトイレまで安全に移動できるか」
床に置かれた電源コードや暖房器具などが、歩く際の妨げになっていないかを見ることも大切です。
「もしものとき」の連絡先も確認を住まいだけでなく、急な体調不良などに備えて、連絡方法について家族で話しておくことも大切です。
かかりつけ医や近くに住む親族、協力をお願いできる人などを親御さんと一緒に確認しておきましょう。
「寒い日に具合が悪くなったら誰に連絡するか」
「家族から連絡がつかない場合、誰が様子を確認できるか」
などを決めておけば、離れて暮らす家族にとっても安心材料になります。
家族だけで対応することが難しい場合には、親御さんが暮らす地域の「地域包括支援センター」に相談する方法もあります。

地域包括支援センターは、高齢者の総合相談や権利擁護、介護予防など、高齢者の暮らしを地域で支えるために市町村が設置している相談窓口です。
安芸太田町では、高齢者が住み慣れた地域で安心して「自分らしい生活」を送れるよう支援する相談窓口として、本人だけでなく家族からの相談にも対応しています。
離れて暮らしているからこそ、親御さんの住む地域の相談窓口をあらかじめ確認しておくと安心です。

そして、住まいや暮らしの身近な困りごとについては、クリンプロの「なんでもやる課」にご相談ください。
庭のお手入れや家まわりの掃除、部屋の片づけ、住まいのちょっとした困りごとなど、「自分ではなかなか対応できない」「離れて暮らしているので実家まで行けない」といったご相談もお聞きします。
ご相談内容を確認しながら、対応できることや必要な方法をご案内します。
これから迎える寒い冬。
離れて暮らす親御さんが安心して過ごせるよう、帰省したときや本格的に寒くなる前に、一度、実家の冬支度を確認してみませんか。
「これ、自分の代わりにお願いできる?」と思ったら、まずはクリンプロの「なんでもやる課」へお気軽にご相談ください。

消費者庁「高齢者の冬の入浴中の事故」
厚生労働省「地域包括ケアシステム」
安芸太田町「地域包括支援センター」
(最終閲覧日:2026年10月5日)