身近な害獣に困ってる!対策、どうすればいい?

気候の変化や人の生活圏の拡大の影響か、この夏もクマをはじめ各地で害獣被害が報道されました。

広島県でもツキノワグマ、イノシシ、ニホンジカ、カワウなどの被害が報告され、県としても対策に乗り出しています。

困っている方も多いのではないでしょうか。今回は、身近な害獣対策についてお話しします。

代表的な害獣は、ネズミ・ハクビシン・アライグマ・イタチ。

広島県では「一般社団法人 広島県鳥獣対策等地域支援機構 tegos(てごす)」が設立され、市町と連携しながら被害軽減に取り組んでいます。

これは全国的にも珍しい仕組みであり、それほど害獣被害が地域の暮らしに直結する大きな課題であることを示しています。

では、具体的にどのような害獣が私たちの生活に入り込み、どんな被害を及ぼすのでしょうか。

•ネズミ:わずか1cmの隙間から侵入可能で、台所・倉庫・農作物の保管場所などに住みつきます。食品や配線をかじるため火災リスクを高めるほか、糞尿による衛生被害、ダニ・ノミの発生源になるなど、健康面にも直結する厄介な存在です。

•ハクビシン:愛らしい見た目ですが非常に攻撃的。夜行性で屋根裏や天井裏を好み、糞尿で住宅を汚染します。電線や断熱材を荒らすことで、家の損傷や悪臭問題を引き起こすケースも多く見られます。

•アライグマ:一度住みつくと駆除が難しく、繁殖力も高い動物。人に噛みつくと狂犬病ウイルスや回虫感染の恐れがあり、人体に重大な健康被害をもたらす可能性があります。

•イタチ:小型で素早いため捕まえるのは困難。臭腺から強烈な臭いを出すため、住み着くと日常生活に深刻な悪臭被害をもたらします。天井裏に排泄を繰り返すことで、天井材が腐敗・崩落する事例もあります。

害獣の被害は住まいにまで及ぶこともあります!

害獣が家に入り込むと「衛生被害」「騒音」「悪臭」「住宅の劣化」という4つの大きなリスクが生じます。

•ネズミ:侵入口封鎖が基本ですが、警戒心が強く毒餌を食べないことも多いです。学習能力が高いため、一度失敗すると同じ方法では効果が出にくくなります。長期戦になると被害範囲はどんどん拡大し、柱や断熱材までもかじられることがあります。

•ハクビシン:鳥獣保護法の対象動物のため、勝手に駆除できないのが難点。しかも性格が荒いため素人が追い出すのは危険です。捕獲・処分には行政の許可と専門的な手続きが必要です。

•アライグマ:同じく保護対象で、無許可で駆除すると法律違反になります。天井裏に巣をつくられると糞尿が溜まり、カビや感染症の原因になります。放置すると木材が腐食し、天井が抜け落ちることもあります。

•イタチ:同じ場所で排泄を繰り返す習性により、建材の傷みが急速に進みます。水回りや天井裏に被害が集中しやすく、補修工事には数十万円以上かかるケースも少なくありません。

このように、害獣被害は単なる「迷惑」ではなく、住まいそのものを破壊し、生活基盤を脅かす深刻な問題に直結しています。

自分でできる初期対策と注意点

被害を広げないためには「早めの初期対策」が不可欠です。

•忌避剤・天然成分の活用:木酢液やハッカ油、唐辛子エキスなどを撒くと、嗅覚の鋭い害獣は近づきにくくなります。市販の忌避スプレーも有効です。

•光と音で威嚇:夜行性の害獣は光を嫌います。撃退用の点滅ライトや、CDを吊るして反射させるだけでも侵入防止に効果があります。音波を利用した装置も市販されています。

•侵入経路を封鎖:排水管周り、基礎の隙間、換気口などをしっかり金網で覆うことが効果的。追い出した後に封鎖しなければ、すぐに再侵入されてしまいます。

•エサをなくす:生ごみ・ペットフード・果樹の落果を放置しない。これだけで寄り付きが激減します。

⚠️ 注意点として、蚊取り線香や火気を用いた追い出しは火災の危険性があり推奨できません。また、幼獣がいる状態で燻煙を行うと、逆に母獣が暴れて被害が拡大する可能性もあります。

プロに頼むのが最短・最安全。クリンプロのサポート

被害が進んでからの対処はコスト増・長期化しがちです。

クリンプロでは以下のサポートが可能です。

1.現地調査・侵入経路の特定
2.追い出し・封鎖(防獣工事)
3.糞尿清掃・消毒・消臭
4.再発予防の点検・助言

まで一気通貫で対応。法令に配慮した安全な手順で、安心できる生活環境を取り戻します。お気軽にご相談ください。



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