暖かい場所から、いきなり寒い場所へ。それ、とても危険です。

住まいの寒暖差が命を守るカギに!健康と安心を叶えるヒートショック対策

ヒートショックという言葉をお聞きになったことはありますか?

これは、寒暖差が原因で心臓に強い負担がかかり、 ストレスが増大して心筋梗塞を引き起こしやすくなる現象を指します。
じつは、多くの方がこのヒートショックによって命を落としています。
寒さが厳しい冬、今回は住まいの寒暖差について考えてみましょう。

住まいの中には、危険がいっぱい。

冬の寒さは、人の身体にさまざまな影響を及ぼします。

心筋梗塞の発生が増えるのも、じつは12月から1月にかけてです。その主な原因は寒暖差にあるとされており、これがいわゆるヒートショックです。急激な温度変化が血圧に大きな影響を及ぼし、心臓や血管にダメージを与える現象です。全国で年間約1万9千人がヒートショックによって急死していると推計されています。
国立循環器病研究センターのデータによれば、10月から4月にかけて心筋梗塞による心停止の発生が増えることが示されています。この時期は特に注意が必要です。
暖かい場所から急に寒い場所に移動すると、血圧が急上昇することがあります。特に、10℃以上の寒暖差がある場合はリスクが高まるとされています。たとえば、脱衣所や浴室、トイレなどがその典型的な場所です。脅かすつもりはありませんが、住まいの中にはこうした危険が潜んでいるのです。

住まいの寒暖差をなくすことが、とても大切。

冬の脱衣所の平均室温は12.8℃と言われています。

リビングの平均室温とは10℃以上の温度差があり、脱衣所で服を脱ぐ際に肌が直接冷気に触れることで、寒さを一層感じやすくなります。また、浴室では床材がタイルやプラスチックなど冷たくなる材質であることが多く、素足で触れるため寒さを強く感じる場合が多いのです。さらに、ある調査では冬のトイレの室温が8℃と非常に低く、便秘の方はいきみが原因で血圧がさらに上昇する可能性も指摘されています。

このように、住まいの中には寒暖差による注意が必要な場所があります。その対策として、寒い場所を暖かくすることが最も重要です。国土交通省が行った断熱改修の健康影響調査によると、室温が年間を通じて安定している住まいでは、居住者の血圧の季節差が非常に小さいことが明らかになりました。やはり、住まいの寒暖差をなくすことが健康維持の鍵となるのです。 また、血圧に関連して、朝の血圧が異常に高くなる「モーニングサージ」という現象にも注意が必要です。ある研究によれば、朝だけ血圧が高い方は心筋梗塞などのリスクが2.47倍になると報告されています。ヒートショックとモーニングサージ、この二つのリスクが考えられる方は、血圧計でこまめに測定することをおすすめします。

断熱リフォームで、安心と健康を。

断熱性が低い住まいでは、外気の影響を受けやすく、暖房の効いているリビングは暖かくても、脱衣所や廊下は寒いままということがよくあります。

一方、断熱性能が高い住まいでは外気の影響を受けにくく、寒暖差を最小限に抑えることができます。これにより、ヒートショックのリスクが低くなるだけでなく、かぜをひきにくくなるというデータもあるほどです。国土交通省の調査でも、住まいの断熱性能を高めることが健康維持につながると報告されています。

皆さんの住まいは、寒暖差の少ない快適な環境になっていますか?
もし不安に感じているのなら、断熱リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
もちろん、住まい全体を断熱リフォームするのが理想的ですが、時間やコストがかかるのも事実です。そのため、部分的な断熱リフォームという選択肢もあります。たとえば、窓に内窓を取り付けるだけでも効果が期待できます。 また、床の断熱リフォームを行えば、寒い季節に足元から伝わる冷気を抑えることができます。他にも、天井や外壁、屋根など、比較的簡単な工事で住まいを快適に変えることが可能です。

広島のリフォームはクリンプロへ。

最初はお近くの信頼できる業者に相談してみるだけでも始めてみてください。

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