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降雪対策、除雪や雪かきの注意点をお話ししましょう。
今年は特に残暑が厳しい年だったように思いますが、いつの間にか季節は移ろい、冬が目の前にやってきています。
気象庁は、西日本と東日本では11月から急に寒くなり、ラニーニャ現象の発生する可能性が高くなっていると発表しています。
今年は、例年より雪が多く降るかも?ということで、降雪対策、除雪や雪かきの注意点をお話ししましょう。
ラニーニャ現象とは、南米ペルー沖で海面水温が低く、太平洋赤道域の西にあたるフィリピンやインドネシア付近で海面水温が高い現象のこと。
日本を含め、世界中の天候に異常をもたらす要因になると考えられています。
このラニーニャ現象などの影響で、上空の偏西風は中国付近では北へ、日本付近では平年よりやや南へ蛇行する見込みだそうです。
このため、西日本と東日本を中心に冬型の気圧配置が強まることになる。そして1月を中心に、このラニーニャ現象が発生する確率が60%もあるとのこと。例年以上に、雪対策は大切になりそうです。
さて、広島県をはじめとした中国地方は、温暖な気候というイメージで広く知られていますが、地域によっては冷え込みが厳しく、雪が多いエリアもあります。
たとえば、広島県でいえば、三次市(君田・布野・作木地区)・廿日市市(吉和地区)・安芸高田市(美土里・高宮地区)・庄原市(東城・西城・口和・高野・比和地区)・安芸太田町(戸河内地区)・北広島町などは、豪雪地帯として指定されています。
広島県内でも、中国山地沿いは日本海側の気候となるため、中国地方の中でも屈指の豪雪地帯となっているのです。
2018年1月の大雪では、安芸太田町の太田川沿いでも、1メートルを超えるような積雪となったこともあるほどです。
そんな雪の降る地域にお住まいの皆さんを悩ませているのが、降雪対策ではないでしょうか。
大雪は、私たちの生活に大きな影響をもたらします。そこで冬本番を前に、改めて、除雪や防寒グッズ、非常用グッズの確認をしておきましょう。
積雪の対策として、融雪剤の散布やスコップなどの除雪用具は必須ですが、直前に準備しようとしても、一気に多くの皆さんが購入して、入手できないという事態も考えられます。今から準備しておきましょう。
また、雪害により、電気やガスの暖房が使えなくなる可能性もあります。カイロや湯たんぽ、灯油ストーブなどの防寒グッズや器具も非常に重要なアイテム。点検しておきましょう。
さらに、低温で水道管が凍結する恐れもあります。飲料水の備蓄はもちろん、降雪の予報が発表されたら、生活用水として使う水を浴槽に溜めておくなどの準備もしておきたいものです。大雪に関する気象情報は、数日前から事前に発表されます。予想降雪量、降雪のピークなどの最新情報を確認し、事前対策の目安にしましょう。
雪害によって電気やガスが止まったり、交通障害により流通が滞るニュースを見かけることがありますが、こうなると食料品や日用品が日常のように購入できなくなる恐れもあります。
自宅で家族が数日間安心して暮らせる備蓄も大切です。
そして、降雪でとりわけ厄介なのが、雪下ろし、雪かき、除雪作業です。
しかも、大きな事故につながることもあるので、十分な注意も必要なのです。大雪による死者の75%は高齢者で、その69%は除雪作業中だったという国土交通省のデータもあるほど。そこで、国土交通省は一人での除雪作業は危険だとして必ず2人以上で行うように呼びかけています。
国土交通省はまた、「除雪の際の事故防止10か条」という提唱を行っています。
●作業は家族、隣近所にも声をかけて2人以上で!
●建物のまわりに雪を残して雪下ろし!
●晴れの日ほど要注意、屋根の雪がゆるんでる!
●はしごの固定を忘れずに!
●エンジンを切ってから!除雪機の雪詰まりの取り除き
●低い屋根でも油断は禁物!
●作業開始直後と疲れたころは特に慎重に!
●面倒でも命綱とヘルメットを!
●命綱、除雪機など用具はこまめに手入れ・点検を!
●作業のときには携帯電話を持っていく!
ちなみに、お住まいのまわりに空き家があって、除雪が行われず、危険な状態になっている場合には、法律に基づいて市町村長の判断で雪下ろしを行うことが可能です。
もしも、困っているのなら市町村に問い合わせましょう。
特に高齢者は落下などにより死に至るケースも珍しくありません。
そこで、除雪や排雪業者に依頼すれば、安心。専用の器具を駆使するプロのテクニックでスムーズに除雪してくれるのです。
今年は寒さも厳しく雪も多いかもしれません。プロへの依頼を考えてみてはいかがでしょうか。